死刑を考える日
~袴田事件の報告と共に~
主催 和歌山弁護士会
2月14日(土)の午後1時30分から
「ご存じのとおり、我が国の死刑制度は、国際人権(自由権)規約委員会等において厳しく非難され、国際社会からは死刑執行の即時停止が強く求められていますが、国内では死刑存置を求める世論が多く、死刑判決数・執行数とも増加しているのが現状です。
一方、平成21年5月に裁判員制度が導入され、事案によっては市民が死刑を含む量刑判断を迫られることになるため。死刑について市民の関心がこれほどまでにないほど高まっています。
そこで、当会では平成27年2月14日(土)に和歌山ビッグ愛において「死刑を考える日~袴田事件の報告と共に~」と題して映画上映及び講演を開催することになりました。
まず、映画上映については、元裁判官・熊本典道の視点から袴田事件を描いた「BOX 袴田事件 命とは」の上映を行います。
袴田事件は、日弁連も支援している第二次再審請求において、静岡地裁が再審開始、死刑及び拘置の執行の停止する旨の決定をし、袴田巌氏は45年ぶりに釈放されました。」
(参加を呼びかける文書より抜粋)
【 袴田事件とは 】
1966年に静岡県清水市(現静岡市清水区)で火災が発生し、その焼け跡から4人の刺殺体が発見され、警察は、当初から犯人を、袴田巌氏(元プロボクサー)と決めつけて捜査を進めて袴田氏を逮捕しました。当初、袴田氏は否認していましたが、猛暑の中、警察や検察からの連日連夜の厳しい取り調べにより勾留期間の満了する直前に自白しました。その後公判においては否認しました。
結局、裁判において強盗殺人放火の罪に問われ、死刑が確定しました。その後も、冤罪を訴えて再審請求してます。
第2次再審請求事件において、静岡地裁は再審開始、死刑、拘置の執行を停止する旨決定をし、袴田氏は実に45年ぶりに釈放されました」
(参加を呼びかけるチラシより抜粋)
開催日時 : 2015年 2月14日(土)
午後1時30分~午後4時30分
開催場所 : 和歌山ビッグ愛(和歌山市内)
※ 参加費用は無料、事前申込は不要
ー プログラム -
映画上映 『BOX 袴田事件 命とは』
講演 : 袴田事件再審弁護団報告
講師 : 戸舘圭之弁護士
(第二東京弁護士会・袴田事件弁護団)
主催 和歌山弁護士会
(お問合先 TEL 073-422-4580)