2011年10月15日(土)、和歌山市あいあいセンター(和歌山県和歌山市)で、講演会「布川事件の杉山卓男氏 ~ 44年間の闘いを語る ~」が開催されました。日本国民救援会和歌山県本部の第32回定期大会を記念して開催されたものです。
1967年、茨城県利根町布川で起きた強盗殺人事件の犯人とさた桜井昌司氏と杉山卓男氏。2人は、裁判で無期懲役の判決を受けたものの、無罪を主張し、再審(裁判のやり直し)を請求。
本年(2011年)5月24日、水戸地裁土浦支部は、2人に無罪判決を言い渡しました。桜井氏と杉山氏は、事件発生から44年目にして、ようやく雪冤を果たし潔白の身となりました。
講演会で杉山氏は、警察でウソの自白をさせられたときの状況などを語り、二度とえん罪をつくらないために、代用監獄の廃止、取り調べ過程の全面可視化、検察官手持ち証拠の全面開示が必要だと話されました。また、無罪を求めて闘う中で、支援者の力は大きかったことを強調されました。
この講演会に、織部利幸事務局長が参加しました。