2011年7月30日(土)に和歌山商工会議所4階大ホール(和歌山県和歌山市)で、「新『現代日本の開化』と憲法9条ー夏目漱石 和歌山講演から100年目に考えるー」と題する講演会が開催されました。
講師は、夏目漱石研究者であり、「九条の会」事務局長である小森陽一氏(東京大学教授、日本近代文学研究者)。
主催は9条ネットわかやま、協賛は九条の会・わかやまと憲法9条を守る和歌山弁護士の会。
100年前の1911年(明治44年)8月15日、和歌山県会議事堂において、夏目漱石が「現代日本の開化」という講演をおこないました。「西洋の開化は内発的であって、日本の現代の開化は外発的である」で始まるこの講演は、夏目漱石の数ある講演の中で、漱石の思想の核心を示すものとして、日本近代思想史上、重要な意味をもっているといわれています。
小森氏は、日本の「開化」について説明されるとともに、今の日本の「言語道断の窮状」から抜け出すための「九条の会」の活動についても語られました。
この講演会に、ゆら・山﨑法律事務所から山﨑和友弁護士と由良登信弁護士が参加しました。