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11月15日(土)に和歌山県保険医協会の第48回定期総会記念講演がおこなわれます。講演テーマは「南海トラフ地震にいかに備えるか~阪神・淡路大震災からの教訓を踏まえて」

和歌山県保険医協会 第48回定期総会記念講演
テーマ「南海トラフ地震にいかに備えるか~阪神・淡路大震災からの教訓を踏まえて」

阪神・淡路大震災から30年が経過した。ところで、次の南海トラフ地震に備えるためには、この30年間の防災や減災の取り組みを検証することに加えて、この30年間の社会動向や災害動向を捉えなおすことが欠かせない。まず、戦後50年の節目に起きた阪神・淡路大震災は、わが国の防災対策の在り方を根本から問い直すもので、「防災から減災へ」「行政主導から官民連携へ」「インフラ復興から人間復興へ」など、重要な課題と教訓を突き付けた。この課題が、この30年間の取り組みでどう解決されたのか、この教訓が、その後の災害でどう生かされたのかを、問い直したい。次に、自然の強暴化と社会の脆弱化が急速に進み、災害の巨大化や多様化あるいは複合化が進んでおり、この災害の進化にどう応え、どう向き合うのかが、新たに問われている。「公衆衛生的な取り組みの強化」「新たな科学技術の積極的活用」「ブリッジ型コミュニティの形成」などの課題が、新たに突き付けられている。さらなる防災の進化が無ければ、南海トラフ地震には対抗できない。さらに一歩前に進まなければならない。その展望を見出したい。(参加を呼びかけるチラシから抜粋)
講師・室崎益輝(むろさきよしてる)先生(神戸大学名誉教授・兵庫県立大学名誉教授)

とき:2025年11月15日(土) 午後4時~6時
ところ:プラザホープ(和歌山市北出島1-5-47)
主催:和歌山県保険医協会(電話:073-436-3766)
※参加費無料、事前申込不要(会場に直接お越しください)

 

2025-10-06 12:02:32 | RSS