トップページ » 総合新着情報 » トピックス » 人間らしい生活を求める 「生活保護裁判」 。2016年2月12日 (金) に第6回裁判 (口頭弁論) が開かれました。また、裁判終了後、和歌山弁護士会館で報告集会が開催されました。当法律事務所の由良登信弁護士、丸山哲弁護士、本多朱里弁護士は、原告(生活保護利用者) 弁護団のメンバーとして奮闘しています。また、織部利幸事務局長は、「生存権裁判を支援するわかやまの会」 の事務局を務めています。

人間らしい生活を求める 「生活保護裁判」 。2016年2月12日 (金) に第6回裁判 (口頭弁論) が開かれました。また、裁判終了後、和歌山弁護士会館で報告集会が開催されました。当法律事務所の由良登信弁護士、丸山哲弁護士、本多朱里弁護士は、原告(生活保護利用者) 弁護団のメンバーとして奮闘しています。また、織部利幸事務局長は、「生存権裁判を支援するわかやまの会」 の事務局を務めています。

      人間らしい生活を求める「生活保護裁判」

  2月12日(金)に第6回裁判(口頭弁論)が開かれました!!

 

(和歌山弁護士会館での報告集会

(和歌山弁護士会館での報告集会)


 2016年2月12日(金)に和歌山地方裁判所で、「生活保護裁判」の第6回裁判(口頭弁論)が開かれました。

 この裁判は、憲法25条が保障する「健康で文化的な最低限度の生活」とは何かを真正面から問う裁判です。また、生活保護基準は就学援助の給付対象基準、個人住民税の非課税基準、国民健康保険料・介護保険料等の減免基準、最低賃金等、様々な制度に連動していることから、国民の生活水準引き下げに反対する闘いにもつながります。

 この日、原告(生活保護利用者)弁護団は、提出した書面(貧困の現状と今回の引き下げについて)の要点を説明しました。新たに加わった原告(3人が加わり合計11人)のお一人は、自らの生活実態を語り、「裁判官におかれては、私たち生活保護受給者の生活をみて、生活保護基準を切り下げてもなお、生存権が保障されているかを判断していただきたい」と裁判官に訴えました。

 また、裁判終了後、和歌山弁護士会館で報告集会が開かれ、裁判の傍聴者らが参加しました。

 集会では、弁護団からの報告、法廷で意見陳述をおこなった原告の方の決意表明、「生存権裁判を支援するわかやまの会」の金川めぐみ会長(和歌山大学経済学部准教授)による「生活保護の概要と、今回の裁判の意義について」と題するミニ学習会がおこなわれました。

 最後に、「支援する会」事務局は、「『傍聴者は無言の代理人、署名は法廷外の傍聴者』と言われる。裁判に勝利し、国民の生活を守るため、傍聴や署名にご協力をおねがいしたい」と訴えました。

 なお、次回(第7回)の裁判は、4月26日(火)の午後1時10分から和歌山地方裁判所(202号法廷)で開かれます。また、3月15日(火)の午後5時30分からJR和歌山駅前で、街頭宣伝・署名行動がおこなわれます。

 皆様、ぜひ、ご参加・ご協力をお願いいたします。

 

2016-02-22 17:57:43 | RSS