2.11紀元節復活反対集会
由良登信弁護士が講演
2014年2月10日(月)の夜、和歌山県御坊市の日高教育会館で、「2.11紀元節復活反対集会」が開催されました。
当法律事務所の由良登信弁護士が「集団的自衛権とは何か」と題して講演。
由良弁護士は、集団的自衛権の行使は、日本がアメリカと一緒に戦争をすることを可能にし、憲法9条を死文化してしまうと批判。また、国家安全保障基本法案の危険性や秘密保護法の問題点を指摘。戦後最大の憲法の危機を乗り越えるため、憲法9条を守れ!の運動を大きくしようと訴えました。
主催は、同集会実行委員会。
〈紀元節復活反対集会とは?〉
明治政府は日本の軍国主義化をすすめる中で、神話にもとづき神武天皇が即位した日として、2月11日に「紀元節」を制定しました。
天皇を神格化する紀元節は戦後、主権在民の原則に反するものとして廃止されましたが、政府は1967年、「建国記念の日」として復活させました。
これは、その後の元号法制化、「日の丸」「君が代」の教育現場への押しつけなど、教育の反動化、憲法改悪の動きにつながってきました。
「建国記念の日」が復活して以来、毎年各地で「紀元節復活反対集会」が開催され、憲法を守り平和を願うとりくみが行われています。